関東よりも関西の方が、宗教が身近にあるように思う。

仏教にもいろいろ宗派があるのはもちろん知っていたけれど、関西の人は、自分の家がどこの宗派かも当たり前のように知っている。(私は自分の家の宗派まで知らなかった)

浄土真宗を開いた親鸞聖人の一生を描いた本。

職場でお世話になっている人に、親鸞聖人は、悪人でも庶民でも、だれでも救う教えをしたという話を聞き、興味を持った。

『文字を読むことも知らない、ひたすら厳しい労働に明け暮れ獣のように行き死んでゆく、越後の田舎の人々に信心のタネをできるだけ残そうとした』

上記は本の一節から。

弱い人に寄り添い、その人の生きる拠り所をつくろうと、教えを説いてまわった親鸞。
時代を超えて、親しまれ語り継がれることに納得。

1000年の昔にも世の中の弱い人々を救いたいと良心で行動している人がいることに、人間は本質的に良心を持っているものなのだと励まされる思い。


その他、鎌倉時代前期の挿話的にはさまれている風俗描写がとてもおもしろい。

親鸞という人間を排出したきびしい時代に生きる人々の苦労を思わずにはいられない。
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# by kirinsanBOOK | 2011-10-30 18:54


ドイツの経験と地球温暖化の政治・経済学
遠州 尋美 (編集), 柏原 誠 (編集)


7章、8章は記録メモ作成。

7章 低炭素社会を拓く再生可能エネルギー(遠州尋美)
●原子力に頼れるのか・・・高濃度放射性廃棄物はガラス固化し地下数百メートルの大深度で数百年間安全に管理する必要。日本でいうと戦国時代から現在のスパンの時の長さ。だれが管理するのか。解決不能な問題。

●再生可能エネルギー、消費しても再び生み出されるエネルギー。自然エネルギーとリサイクルエネルギー(水力発電は含まれない。ダムは徐々に埋まり使用期限がくるから)。

●大規模集中型ではなく分散型エネルギー。震災にも強い。生産者と需要背やが近接しているので効率が良い。

●コストは風力が石油火力とそん色のない水準に。

●すすめるには電力自由化、固定買い取制度・・・日本は補助金をつぎこみ失敗した。ドイツは市場を形成する戦略をとった。それにより、投資が生まれ、競争と技術革新が促進されるという好循環に。

●二次大戦後、地域紛争の大半は資源エネルギーをめぐる争い。プラス核拡散問題がからみ複雑で困難に。石油と核から自由を獲得できるのか。再生可能エネルギー普及がその切り札に。

●再生可能エネルギー、助成ではなく市場をつくる

8章 低炭素社会への環境経済戦略(植田和弘)
●安部首相の提案「地球温暖化防止長期目標2050年までに温室効果ガス排出を世界で半減。」は「先進国の排出量0」を目指すことを意味する。そのために必要なのは、文明史的転換。現在の個人や企業の自主努力頼みでは、とうてい推進できるものではない。

●EUの積極的目標は何に裏打ちされているのか・・・実現可能性の吟味より政治的決断が先行という指摘もある。しかし実は、環境と経済の関係に関する新しい考え方に裏打ちされたもの。

●「環境破壊なき雇用:二重の配当論」環境も雇用もどちらも大事。両方実現できる社会や経済の仕組みを考えだす以外にない。その仕組みを考えるのがエコノミスト。

●環境と経済を両立させる道・・・アメリカの個人消費が1%落ちると日本の生産が1.7%落ちるではなく、地球環境問題防止もすすめながら内需拡大するという発想が必要。

●キーワード:技術革新と未来産業への期待、フライブルクのような脱自動車都市、福祉と環境が両立する統合的なまちづくりの重要性、市民が集まって決める、エネルギー政策を自治体の事務に、小規模分散型のエネルギーの可能性

●「地域公共人材」を結集。

≪感想≫
最終的には「地域公共人材の結集」とのこと。みんなで議論が進むことが大切とのこと。
当たり前のようにも聞こえるこの提案、植田先生がいうのだから、とても説得力があるなぁ。

≪全体の感想≫
●市民の議論の大切さ。
●市場形成が必要。そのための文明史的転換が必要。
●今まで、なぜ、疑問に思ってこなかったのか。読めば読むほど、疑問が増える本でした。



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# by kirinsanBOOK | 2011-05-18 00:48
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# by kirinsanBOOK | 2011-05-09 21:21